根本治療・あとがき


 大変にお待たせいたしました。『根本治療』を令和元年二作目としてお届けいたします。
 最初は「いい加減、WEB拍手の御礼の小説を変更しないとあかんな」と考えて書き始めたのですが、例によって例の如く、重たく長い話になってしまいまして、何度か読み直した結果、これは本編に載せた方がよいと思い、本日(12/3)UPいたしました。

 少年漫画に無粋なツッコミだと思いながらも、ダイの生い立ちと勇者という憧れの矛盾が長年自分の中にありまして、書くことにしました。
 また、彼の魂の色である『純真』ですが、穢れが無いということ自体は、良い事ということではなく、善悪に染まっていないということだろうなと思い、ああいった風に。

 怖じ気づいてしまうポップと、そんな彼を啓蒙する(ちょっと違うけど)レオナ。
 核心は二人とも『ダイのために』という同じものなんですが、王者となるべく育てられたレオナに対して、生来臆病者のポップなら、最初はこういう態度をとるんじゃないかと思ったのです。
 二人はアバンの使徒の中での頭脳担当ですが、ポップは考察・レオナは指針といった感じかなあ。もちろん、他の三人が何も考えていないわけじゃなく、彼らは「目標が決まったら自分に出来ることを精一杯やる」という覚悟が自然にできているので、あまりウダウダとは悩まないだろうなという印象。

 ご意見・ご感想をいただけましたら幸いです。これからもどうぞ宜しくお願いいたしますm(__)m

 
(19.12.03UP)



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