本編SSと拍手小話の裏話4

夢が告げる
これもまた、UPした日が(以下略) 2008年の5月くらいかなと思います。…この当時は本館『小径-komichi-』の方に履歴をいっしょくたに保存してたんですよね。だから、ジオに移転した際に古いファイルとしてどこかにやってしまったと言うか……。ああ、もう。マジで情けない。

ええっと…これは裏話。つまり、過去のことの暴露もOKでしょうという認識から書きますと、このSSは、

あ〜〜……『空の色』から結構時間経ってるし、そろそろ次の話ではバーン出さなきゃなぁ。

というのが理由の一つだったと思います。
この時点で拍手SSには『決定打』がUPしてありまして、時々いただける拍手コメントには「居候バーン」についての言及が、必ずと言って良いほどありました。バーン大人気。良かったねぇ。本人に教えてあげても、居候身分という点で喜ばないかもしれませんが。
そんなワケで、再登場願いました。のっけから彼の夢の話です。
ポップ・マァムの二人とバーンの関係を山ノ内の中で固まっている範囲で書いてみました。二人が元大魔王を拾ってからしばらく経ってますので、堅苦しい空気は『空の色』ほどはありません。バーンは「自身は敗北者である」という自覚があり、しかも二人に石から解呪してもらった立場ですので、わだかまりは抱えつつも二人に敵意は持ちにくいと言った状態です。…で、

実は敵意は無いどころか、結構二人の事を気に入ってるんだよね?

ってな感じの空気を出そうとしました。しかしながら、基本的に笑い方が「フッ」とか「フハハハハ」系なキャラは素直にそんな空気を出せません。そんな笑い方をするのは普通は敵か美形。これは鉄則です。バーンもヒュンケルもラーハルトも完全に当てはまりますね。ありがとうございます。
素直に表現出来るわけが無いキャラ―――じゃあ搦め手で行こう。ポップが薬を作ってる設定なんだし、失敗作なんかがあってもいいかもしれない。でも白と黒の薬(エ●ーのアト●エ参照)みたいな性格反転ものはバーンのキャラを崩すしなぁ。美形は崩れると悲惨だからボツ。書きたくない。じゃあどうしよう?
―――と言う試行錯誤(大袈裟)の末に、悪夢の粉が完成しました。ポップの錬金釜失敗作?ファイル其の一です。
いずれ、これは失敗作から格上げされるかもしれません。悪党相手に投げつける話とか書いてみたいなぁ。

バーンは事件のあと、内心で
「余はこやつらを好いておると言うわけか……? ふん、くだらんな」
とか呟いていればいい。
昨今よく使われる、ツンデレなんてものでは断じてありませんよ。美形はデレてはいけません。これは山ノ内の中での厳粛なルールです。ちょっと柔らかく丸くなれば、充分なのです。
………なんだこの裏話。いつの間にか美形論で〆られてるよ。



  
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