設定

ポップ
本編(管理人は稗史"はいし"シリーズと勝手に呼んでます)と拍手小話における主人公。原作終了時15歳。わきみちでは3年後の設定となっているので18歳。
黒髪・黒い瞳。額に巻いた黄色いバンダナ(でもこれ鉢巻だよねぇ)がトレードマークの青年。称号は大魔道士(自称から公称になった)。
原作後しばらく、マァム・メルルと共に、行方不明となったダイを探す旅に出る。
ダイが帰還した現在は、旅の間に訪れた各国の無医村に小屋を構え、マァムと共に定期的に回っている。平和な世界では、大魔道士よりも薬師としての方が需要があり、アバン先生から借りた錬金釜で薬の研究をする毎日。たまに失敗作が出来てとんでもない事になる。
本人はあまり気が進まない様子だが、出身国はベンガーナであることから『ベンガーナ所属の魔法使い』となっている。普段は出仕しないが、旅の間に得た他国の情報を国王に報告する義務がある。本人曰く「今はどの国も仲がいいから構わねぇけど……」とのこと。
飄々とした態度・どこにでもいそうな外見から、大魔道士として見られる事はほとんどないが、呪文の腕は全く衰えていない。旅をする事が多いため(もしくは王に気に入られているため)、厄介事も多く、むしろ腕は上がっている。
感情表現が非常に豊か。仲間内で集まると常にムードメーカーとなる。けれど、昔のようにストレートに怒りを表現する事は、もう親しい者の前でも余り見られない。

親友であるダイの不利益になるような事は、許せないし許さない。全てにおいてダイ、もしくは仲間の事を優先させる傾向があり、本人もそれを自覚しているが…。


マァム
原作終了時16歳。わきみちでは3年後の設定となっているので現在は19歳。
薄桃色の髪・栗色の瞳。ぼんきゅっぼーんな、スタイル抜群の女性。称号は聖拳女(本人は呼ばれたくないらしいが)。
原作終了後にポップ達と共に旅をし、その間にポップへの自分の感情を確かめた。現在は恋人であるポップと同棲中。大戦中にクロコダインが言っていた通り『カカア天下』まっしぐら。
ポップ同様に、彼女はロモスが出身国である事から、ロモスに所属する身であり、仕事内容もほぼポップと同じである。元来穏やかな国民気質と、それを体現したような国王を頂いているため、彼女はこの仕事にポップほどの不安は抱いていない。
武闘家としてのレベルは非常に高いが、本来争いを嫌う性格もあって、今では鍛錬と言っても軽い(?)運動程度に留めている。ポップと共に各地を回りながら、怪我人を治したり、困っている人の面倒をみたりするのがとても肌に合っているらしく、活き活きした毎日を送っている。
慈愛の使徒と言われるだけあり、とても優しく懐が深い。とことん姉御肌で、甘えたなポップとは非常にいいコンビである。ただし恋愛に関しては凄まじく初心。

深く政治的な面に関わっているポップの、精神的なサポート役を、無意識にではあるが自分に定めている。


バーン
原作のラスボスであった大魔王。当サイトではポップ・マァムの家の堂々たる居候(笑)―――だというのに何故か、彼についての感想を下さる読者様の多くが、『バーン様』と敬称をつけて呼んで下さるのは大したものである。
銀髪・金眼の眉目秀麗な魔族。以前は、頭部に2本の角・額に第3の目である鬼眼が存在したが、現在はその全てを失った。そのため魔族としての人間との外見の違いは、尖った耳の形以外に見られない。
竜騎士である勇者ダイとの死闘に敗れ、魔界で宿敵たちと掛け合った呪いのために石となる。3年という時間を経て地上に戻ったが、未だ石の姿のままだった彼を見つけたのが、旅をしていたポップとマァムの2人だった。その後2人に解呪されたが、肉体の損傷は激しく、また地上に生きて戻るために魔力も使い果たしたために以前のような力はほとんど残っていない。鬼眼の部分が深い窪みになって痕が残ったため、普段はバンダナ等で隠している。
王侯の生活が長かったため、ポップ達との(不本意な)庶民生活に慣れるには、まだまだ時間がかかりそうである。村人達には、『ポップ先生達が大戦で知り合った魔族の男』と説明されている(「嘘じゃねぇだろ?」byポップ)ので、一応受け入れられてはいる。

正体を知っているのは、いまのところごく僅かな面子に限られているが……。


ダイ
原作の主人公。原作終了時12歳。わきみちでは3年後の設定となっているので15歳。
黒髪・黒い瞳。右頬に十字傷を持つ少年。称号は勇者。外見は人間そのものだが、父親は最後の純粋な竜の騎士であったバラン・母親はアルキード王国王女ソアラというハーフである。どちらかというと人間の血の方が濃い。
原作のラストでキルバーンの黒の核晶から地上を守り、その為に爆発に巻き込まれて行方不明となっていたが、3年後に帰還。家族や仲間達と再会を果たし、現在は故郷であるデルムリン島で養親である鬼面道士ブラスと共に暮らしている。週に一回、恋人(?)であるレオナ女王の治める国パプニカに行き、カール摂政大公殿下であるアバンに帝王学を教わる日々。ただし、帝王学とは言っても、現在はまだ基礎学問の段階である。算術が大の苦手。むしろ嫌い。竜の紋章には勉強に関する情報は入っていない(もしくは都合よく引き出せない)ようで、その事を非常に残念がる姿がよく見られている。
ポップの親友であり、ほぼツーカーで通じる相棒。むしろ半身と言ってもいい。プライベートでもよく一緒に遊んでいるが、さすがに3年前のように四六時中一緒にいられるわけもなく、お互い公的な立場というものもくっついてくるので、それを窮屈に思っている。
将来、パプニカ女王の伴侶になるのではないかと目されているが、その方面に対してはまだまだお子様である。ただし、レオナとの仲を周囲につつかれると多少行動が慌しくなるあたり、脈はしっかりあるようだ。

行方不明になっていた3年間、天界で傷ついた身体を癒していた。ただしその間の出来事をダイ本人は余り話そうとしない。そのため周りもそれほど聞き出そうとはしないままである。


ヒュンケル
原作終了時21歳。わきみちでは3年後の設定となっているので24歳。
銀髪・栗色の瞳。戦士だけあってたくましい身体、加えてハンサムであり、女性に人気がある。称号は聖騎士(悪意を持つ者には魔剣戦士や不死騎団長という魔王軍在籍時の肩書きで呼ばれる時もある)。大戦終結後、行方不明になったダイを探しに、ラーハルト・エイミの3人で旅をしていた。ダイが帰還した現在は、パプニカでレオナ女王の護衛を勤めている。とは言え、大戦時の負傷がもとで、リハビリによって多少は回復したものの、もう二度と過去のように戦う事は出来ない身体である。そんな彼が何故護衛なのかと、彼に隔意ある者達から度々女王に意見が出ているらしいが…。
アバンの使徒の中で長兄分だが、一般人レベルは末弟分のダイとあまり変わらない。それでも普段はそつなくこなしているのは、あまり他人に関わらず影に徹する性格故だろう。見当違いの恨みで魔王軍に入り、パプニカを過去に一度壊滅状態にしたという事実は一生ついて回る。女王直々に罪は赦されたが、ポップ曰く『死にたがり』なところがあり、周囲を心配させる事もしばしばある。ただし最近は同棲しているエイミの薫陶か以前のような翳は薄らいでいるようだ。

パプニカ国民の彼への感情は複雑であり、表沙汰にはなっていないが、裏では色々と事件が起こっているようである。だが、ヒュンケルがその事に関して言及する事は決してない。


レオナ
原作終了時14歳。当サイトでは3年後の設定なので17歳。腰まで届く金髪と碧眼を持つ美人。称号はパプニカ国王(もしくは女王)。まれに正義王などと呼ばれる事もあるが、本人は失笑する。
黙っていれば優雅と高貴を絵に描いたような存在で、実際に公的な場ではそのように振舞うが、心を許した相手にはかなり砕けた態度になる。貴族の常で、普段は婉曲的な言葉回しをせねばならない抑圧からか、親しい間柄には逆に物事をハッキリ言い過ぎるきらいがあるため、付き合うには多少の覚悟が必要。
大戦終結後、正式に国王として戴冠し、よく国を治める。壊滅状態だったパプニカが(たとえ首都だけにせよ)短期間で立ち直りつつあるのは、奇跡だと言われるほど。行方不明となった勇者ダイの捜索には立場上参加出来るわけもなかったが、仲間から持ち寄られた情報の分析や、捜索にかかる費用の支援など裏方で支え続けた。
現在はダイが帰還し、週に一度の彼の勉強会にあわせて公務に休憩時間を設けるのに必死である。その分、仕事が素早くはかどるので、補佐する三賢者たちは密かに喜んでいる。

国民からの人気は抜群だが、貴族間では多少の軋轢も存在するようだ。


アバン
原作終了時31歳。現在は34歳。青い髪と茶色の瞳。伊達眼鏡はともかくとして、初登場時の服装は真っ赤・最終決戦時は真っ白という、色彩感覚がぶっ飛んでいる男性。称号はカール摂政大公なのだが、巷では大勇者と呼ばれることのほうが多い。
ポップ・マァム・ダイ・ヒュンケルの師であり、後にアバン流闘殺法の祖とも称えられる。
魔王ハドラーとの大戦初期に、主筋であるカール国王女フローラの危機を救い、親友であるカール騎士団長ロカとともに打倒魔王の旅に出る。紆余曲折を経て魔王ハドラーを倒し、英雄となるも、後進の育成のために『勇者の家庭教師』と名乗って旅に出る(余談だがこの時点で6歳のヒュンケルも旅に同行している)。今大戦で再びハドラーと戦い敗れたが、それまでに教えた人数はかなりのもので、いわゆる『アバンの使徒』の他にも各地に彼を慕う「元受講者」がいたりする。
大戦後は男の責任を取って(笑)カール国王フローラと結婚した。おしどり夫婦であり、プライベートで彼ら夫婦が一緒にいると、見ているほうが紅くなりそうなラブオーラを発する事で有名。現在は摂政として妻であるカール国王の相談役を担っているが、料理教室を開いたりして会議をサボる事もしばしば。また、パプニカとの友好事業の一つとして週に一度、勇者ダイに教鞭をふるっている。その時間は愛弟子達が遊びに来る確率が高いため、アバンにとっても嬉しい時間のようである。

国政に参与する以上、他国に属する弟子達には話せない事柄もあるため、壁のようなものが出来た事を少し淋しく思っている。


クリス&ライ
オリジナルキャラクターの姉弟。ポップとマァムのパプニカでの住まいに近い村の子供達。クリスがお姉ちゃんで8歳くらい。ライが弟で5歳くらいか。
イメージと名前は原作者様たちの現在休止中の漫画(求む!再開!)のキャラクターより。ク●スさん、女性にしてしまいました。ごめんなさい。さらにライ●さん、怪我させてすみません。
二人ともしょっちゅう「ポップ先生のところに行く〜」「マァム先生に遊んでもらう〜」という感じで、ポップ達の住まい兼診療所に顔を出している。ライは、お菓子をもらうのも目的の一つにしている節があったりなかったり。

ライの脚の怪我は、その後完治しています。痕は残ってますが。


ゼノ
オリジナルキャラクター。ベンガーナ領の貧しい漁村の少年。10歳くらい。ポップが海賊退治を依頼されて赴いた時に知り合った。
話の中には出てこないが、宿屋【マリンスライムの貝殻亭】(つまり狭い!)の息子。宴会でもみくちゃにされたポップが、彼の家に泊まることになったので、仲良くなった。両親と歳の離れた3歳の弟、ビィとの4人家族だが、父親は普段は漁に出ているため、ゼノは母を支えて留守を預かっている。
やはりイメージと名前は、原作者様たちの現在休止中の漫画から。落ち着いたお兄ちゃんと、無鉄砲な弟という感じ。

ゼノが騎士に憧れた理由は、実はあまり考えておりません。まず『「騎士に憧れてる少年」が鏡の欠片を拾う』という前提ありきで話を思いついたので。
現在ゼノは家を手伝いつつ、父親の銛などで槍等の練習をしています。羽型の剣を扱えるその日まで頑張れ! そしてビィはそんなお兄ちゃんが大好きです(笑)


ルドマ=ブオム
オリジナルキャラクター。パプニカに流れるサラボ川一帯を治める伯爵家の令嬢。年齢は17歳。金髪・碧眼の美女。異名『サラボの華』。レオナと設定が結構被るのは、彼女の遠縁という事にしようと思っていた名残。文章中には出ませんが、実際遠縁だったりします。まぁ貴族なんて狭く閉じた世界なので、辿れば大概は縁続きになりますが。
父親である伯爵が、大戦でかなり負傷し、社交界から遠のいていた。ポップに暴走した馬車を止めてもらい助けてもらった事から、彼を好きになる。ただ、それが恋かコレクション欲かは不明。高慢ちきな女性だが、美人であり、『貴族』にはきちんと礼儀正しいため、嫌われてはいない。
名前の由来はDQ5のルドマンから。家名はブオーンからとって、ブオム。だから領地もサラボ川一帯です。なんでルドマンから取ったかと言うと『選べない人』だから(笑) ポップはこういう女性は絶対に選ばないし、選べない。選択肢にすらないという意味を込めて。




他の登場人物は後日UPするかもしれません。予定は未定。


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