もの書きさんバトン2
『日日歩歩』の、かの様から頂きました!
世の中には沢山のバトンがありますが、いただいたのは初めてです。緊張しました(汗)
【条件】
1.物書きさんじゃない方の回答は認めません。
2.包み隠さず、正直に話して下さい。
3.最後の質問は、各自でお題を決めて次の人に回すこと。
4.最後は五人にバトンを回すこと。
01. あなたのお名前を教えて下さい(HNで結構です)
山ノ内辰巳です。山之内でも山乃内でもいいんですが、一応、山【ノ】内とカタカナで宜しくお願いします。
02. 執筆歴は何年?
数えた事ないですが……学生時代からチラホラ書いてたのを通算すると、15年以上にはなりますね。
…………………………………うあああああぁ
03. 何がきっかけで小説を書き始めました?
きっかけ…。もとから空想するのが好きな性質でしたので、いずれは何か書いてたんだと思いますが……。
後押しした事象と言えば、水木しげる先生の公認ファンクラブに入った事でしょうか。運営スタッフの一人でしたから、ちょこちょこ原稿を書いたり、発行した本の販売の為にコミケ行ったりと同人世界に入っていきました。色んな人とペンパル(既に死語に近いですねえ)になって、楽しさに目覚めたのがこの頃です。
04. 最初に書いた小説は、どんな話ですか?
ゲゲゲの鬼太郎の二次創作でした。
母親の墓参りに出かけた鬼太郎が、偶然にも育ての親に再会し、互いの過去に決着をつけるという話。
………書き直したい!!!! てかまだ在庫ある!! 誰か買っ(後略)
05. 好き、または得意なジャンルは何ですか?(ファンタジーや推理小説など)
読む分には、歴史小説・SF・ファンタジー・戦記物・時代劇・推理小説が特に好きです。
書くのに得意なジャンルは…やっぱりファンタジーになるのかなあ。しいて言えば、二次創作というジャンルが自分には向いていると思ってます。
好きなお話の部分部分を拝借して、キャラクター達の物語の隙間を考えるのが楽しくて仕方がないという人間なので。
なので、オリジナルな話は書けない人間です。これはもう、徹底して書けません。
06.NL ・BL・GL、どれが一番好きですか?
NLかな。BLも嫌いではないです。GLは出会わないので良くわかりません。一方的でなく、相思相愛の話ならどんなカップルでも好きです。
ですが、自分たちさえ良ければ的なストーリーなら、どんなカップルでも「滅べ」と言いたくなります。
つまりはストーリーです。そのカップルがくっつくまでの過程が納得できるのならば好きになります。
07. 小説を書く際によく使う人称は?
三人称と一人称。
08. 小説を書く際にプロットは立てますか?
脳内に浮かんだ「書きたいシーン」を主軸に、肉付けしていきます。
09. 小説を雑誌等に投稿したことはありますか?あるのなら、その時の評価は?
してみたいですけどね〜。上記の通り、オリジナルは書けない人間ですので投稿は無理です。
10. 携帯・パソコンに入力しますか?それとも紙に書きますか?
直接PC入力です。紙には書きません。万が一、家族に見られたら恥ずかしいので…
11. 大人な文章、書いたりします?
チャレンジした事は何度か。その都度―――
どこからともなく不思議な声が聞こえる……
「愚か者め! 一から出直してくるがいい!!」
おきのどくですが あなたのメモ帳は消えてしまいました。
―――の繰り返しです。
いいんだ。他所様がいくらでもエロエロイヤーンな話を書いてくれるからいいんだ。
12. 主人公のタイプはやんちゃ派?それともクール派?
大人しいですが、特段クールというわけでもなく、微妙に厭世的な空気を持ってるのが私の書く主人公キャラっぽいです。
13. 逆にヒロインのタイプは元気っ娘派?それともおとなしい、またはお姉さん派?
……………いまはマァムがヒロインなので、お姉さん派になるのでしょうか。歳の近いカップルしか書いた事ないし、だとすれば女性って大概は男性より大人な感じ。
14. 凸凹コンビって好きだったりします?
大好きです。ええ。もう、大好物です! 最高ですよ!!
15. 脇キャラにするならどんなキャラが良いですか?
主人公の良さが引き立つキャラ。―――としか言えない。
16. 文章中に記号や絵文字を使ったりします?
いいえ。
17. 基本的に貴方の文章は長い?短い?
長いような気もする一話完結……単にくどいだけかもしれません。
ただ、長くても読んでもらえる文章を書きたいなとは思っています。
18. 小説のネタはどんな時に浮かびますか?
決まってないですが、プロの小説の登場人物を自分のキャラに置き換えてみて台詞を喋らせたりしてると、浮かびやすいかも。
19. 貴方にとって小説とは何ですか?
無いと心が渇きます。
20. 【お花見】をお題にして500 文字以内でSSを作って下さい。
すんません。200文字近くオーバーしてます。
ダイ帰還前のジパング滞在中のお話。
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『お花見』
群生する桜の木々。風が吹けば一斉に花弁が揺れて散るその様は、まるで吹雪のようだ。
「…綺麗ね」
他に言いようもなく、月並みな称賛を溜息と共にマァムは漏らした。
「ああ…」
足元に寝転がるポップが返事をした。月明かりに照らされるその頬が少し赤い。マァムは横に座ると、恋人の顔を覗き込んだ。
「お酒?」
「…社の『講』のおっさん達に振る舞われた」
それきり口を噤む。ああ…ならば今日彼が調べた文献も、ダイには繋がらないのだ。
かける言葉を探す彼女に、ポップはごろりと横を向いて背を見せた。「なあ」と小さく言う。
「このまま時間、止まらねえかな」
「え…」
「だってよ…こんなに綺麗なのに、どんどん散っちまうなんて、勿体ねえよ。…いまは、世界中が上手くいってる。先生は結婚した。おっさん達だって式に招かれたし、姫さんも立派な女王様だ」
一気に言い終えて、へへっと漏れた笑いはどこか虚しい。
「ポップ…」
「今なら…こんだけ平和なら、あいつ、安心して帰ってこれるだろ…?」
震える肩。そこには、どれだけ探しても親友が見つからないという現実に、進む事を恐れる青年がいた。
マァムは背中に声をかける。
「時間を止めたら、明日が来ないわ。―――ダイが帰ってくるかもしれない、『明日』が」
優しくも凛としたその声に、ポップはゆっくりと身体を戻した。
「…疲れてるのね。おやすみなさい、ポップ」
ひんやりした手が、腫れぼったい瞼をそっと押さえた。涙の痕を隠そうともせず、うん、と子供のように頷き、ポップは瞳を閉じる。
(……ああ…本当に、綺麗だ……)
夢に落ちる直前、最後に彼が見たのは、桜よりもなお鮮やかに艶めくマァムの髪だった。
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お花見とくれば、桜。桜とくれば、ピンク。ピンクとくれば、マァムの髪。
実に単純な三段論法(違)
21. このバトンを回答が聞きたい5人の物書きさんに回して下さい。
……………リンクを張らせてもらってる方で、物書きさんで、さらに無断リンクじゃない方を考えると5人もおられないのが、辛いところ。
もし、ここを読まれていましたら、ヤマトさま・C57ハルカさま・こたつむりさま、SSのお題は【地上】で、お暇な時にどうぞ宜しくお願いいたします。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました!(*^_^*)
